3分でわかる最新中学受験事情
●中学受験の現状
これから初めて中学受験を迎えようとするご家庭では、まだご存じない方も多いと思いますが、今は中学受験がブームです…。
ここでは、中学受験の経験がある方も初耳(になるであろう)、直近の状況を書き留めてみたいと思います。
▼受験者数の増加と付属校人気
実際、こちらを見ていただくと、受験者が増加傾向にあることが一目瞭然です。
この増加の背景には、2020年度からの大学入試改革に対する不安があると、塾などのセミナーで言われています。そしてそれは、大学付属校の人気という形で、はっきりと表れています。現に、ここ2~3年で大学付属校の偏差値は、確実に上がってきています。
(参照元) https://www.morigami.co.jp/nv1_pdf/5e589a1fd5989-nv-7600.pdf?1583472994
▼共学人気
また、近年の特徴といえば、共学校の人気が高く、別学、特に女子校の人気が低下する傾向があります。女子校から共学化した学校も多くあり、共学化により大きく偏差値を伸ばしている学校も多くあります。
▼御三家とは言うけれど…
かつては、開成、麻布、武蔵が、ほぼ横並びにあった「御三家」ですが、今は「開成」の一強です。麻布はまだ御三家の風格を保つもの、武蔵は完全に2番手集団にのまれてしまっています。
某塾の偏差値表では、
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開成
麻布
武蔵
慶應普通部、早稲田
駒東、海城、渋渋
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といった具合です。
上位グループが全て「御三家クラス」と言えるようになってしまっています(恩恵を受ける人もいるはずが…)
▼試験慣れは埼玉県
これまた、かつては、試験慣れというと千葉の市川が定番でした。
これが今は、埼玉の栄東に軸足が移っています。理由は単純で「試験日が千葉より早い」ためです。とはいえ、市川も一次試験に2691名の受験者を集めており、その人気は健在ですが、栄東はA日程だけで6098名の受験者数を集めていて、もう何が何だかわからないぐらいの受験者数です。試験日当日には、最寄りの東大宮駅から学校まで、小学生の大名行列が続くことになります。
●終わりに
このあたりが、中学受験の経験がある方が聞いて「いろいろ変わっているんだなぁと」感じるはずの直近の「中学受験事情」となります。